作成日:2020/01/01
社労士とがん患者の就労支援〜社会保障と雇用を専門領域とする社労士の使命として〜
国立がん研究センターの最新がん統計によると、生涯でがんに罹患する確率は、男性63%(2人に1人)、女性48%(2人に1人)だそうです。年齢による罹患率をみると、女性は30歳代以降、男性は40歳代以降徐々に増え、男女ともに50歳代くらいから増加する傾向となっています。現在は医療の進歩もあり、治療方法も多様化しています。共働き世帯も多く、男女を問わず、がんに罹患した後の治療と仕事を両立させることが必要となっています。
我々社労士は、働きながら治療していけるのかというがん患者の皆様の不安を少しでも取り除くために、その方に合った、活用できる社会保障制度を紹介します。そして一方では、事業主の方との対話を通じて、企業がどのようにがんに罹患した社員の方への両立支援に取り組むかについて、共に考えます。自分の顧問先だけでなく、医療機関の中で積極的にサポートしている社労士も増えています。
当事務所でも、社労士・FPとして、社会保障制度だけでなく、お金の悩み等ライフプランについても共に考え、がん患者の方が仕事と治療を継続し、いかに活き活き生活ができるかをサポートするために、全力で取り組んでいきたいと思っております。